TETSUYAの航海

テツガク好きな医療人です。時々イラスト練習中。

在宅医療・介護

病院事情 2.転院事情と看護師の取り合い

TETSUYAです。 先の記事に、意外にご好評をいただいているようなので。 頑張って続きを続けます~~ allnightsailor.hatenablog.com 先の記事では、病院の収入の大部分は公定価格であり、努力をしても元を取ったら削られるのを繰り返しているので、国が何か…

救助者としての経験

TETSUYAです。 この日ですから。 名刺がわりに震災の経験を記しておきます。 1.17 阪神淡路大震災 当時京都で、脱サラ後二度目の大学生活をしていた私は、当時付き合っていた彼女とベッドで朝を迎え(この情報要るか…と言われれば、まあその、なんですけど)…

歯とリハビリ 2.噛み合わせの不思議

allnightsailor.hatenablog.com より。 3.出会いは強引に 結婚してから健康に気を付けるようになり、歯についても、繰り返す歯科通いに疑問を持ち、嚙み合わせを何とかした方がいいのではないかと思い始めました。 しかし、その時に通っていた歯科(もちろ…

歯とリハビリ 1.顎が外れた!

TETSUYAです。 歯と歯の治療について、経験豊富なので(そうはなりたくなかったけど)、遍歴と知見を述べていきたいと思います。 0.健康教室講師 病院やクリニックが「健康教室」を開くのは経営的にも大事なことです! 地域住民に招待状を送ったり、案内チ…

終わりなき戦いの適切なゴール

ある日の夢で、私は語っていました。 夢の中で私は医師でした。 「菌を全て滅することが治療のゴールでしょうか。 終わりのない戦いをするべきでしょうか」 なにやら「変異」を繰り返すウイルスへの戦いを彷彿とさせますが。 戦わない(法的手段には訴えます…

子供は一人の人間である~同性婚論議の一側面

「同性婚、隣にいたらいやだ」と公に発言した首相秘書官が更迭されました。 岸■君もそうおっしゃいました。 さて。 同性婚を認めたら「国の形が変わる」という論調が見受けられます。 国の形は変わるのか というか、国の形は「変わっていない」のでしょうか…

ハイジと私 ③救われたのは誰

さてお待たせ。 allnightsailor.hatenablog.com allnightsailor.hatenablog.com 前回までの要点… おんじはハイジによって人生に価値を与えられました。 生まれ変わったといっていい。 おんじは クララの人生を変えました。 引っ張ったのはハイジですが、環境…

ハイジと私 ②おんじはウルトラPT

allnightsailor.hatenablog.com 枕 PTってなんぞや? その昔、「コンパクト・ディスク」が始めて世に出たとき、「CD」という略語を見て「これは何だ?」と言っていた国民は多いでしょう。 (ダウンロード・配信の現代には、逆の意味で「何それ?」でしょ…

ハイジと私 ①ご紹介

うつ休職していたころ…部屋でただ寝転がって時々泣いていました。 仕事を持っている妻は黙って帰宅してからご飯を用意してくれるのでした。 刺激の強い番組は見られませんでした。 なのにテレビでは東日本大震災の記事があふれているのです。 動物と子供しか…

TETSUYAの知恵 ①インソール

TETSUYAです。 生きてきた中でいろんな人に思い込みや常識を修正されることがありました。 私と家族の大切な「智慧」。 「TETSUYAの知恵」シリーズと銘打って少しずつお話ししていければと思います。 (徹夜の知恵ではない) 第1回はリハビリの人らしく、「…

航海・現在編①~新年のご挨拶を兼ねて

あけましておめでとうございます☆ 激動の年でしたが 新たな年の始まりに 皆様のご健康を祝って… 現在に至る日々のことを書こうと思います。 *.:・.。**.:・.。**.:・.。**.:・.。**.:・.。*私は理学療法士という職種で、そこそこベテランです。 訪問リハビリに従事して…

マイルストーン(はてなに戻ってまいりました)

TETSUYAです。 ご無沙汰しております。なんと1年9か月ぶり… 前のブログで女性ブロガーさんに振られた(そちらのブログに戻ったのもその人がキッカケでして)ので涙ながらにhatenaに戻ってきました。 よしよし この期間中、激動でしたね… 世界も 私も。 世…

余命1か月は残念ながら信用できるという話

先週、肺がんの社長さん、Aさんが亡くなりました。 若干ロス気味です。 肺がんとのおつきあい 3学会合同呼吸療法認定士という資格を保有していることもあり、事業所では、がんや呼吸器系の利用者さんが私に多めに振られるのです。 父を肺がんで亡くした私に…

出会いは必然~2.名言の誕生(完)

先の記事では、抑うつで休職し、部署は元部下Bがあとを継いでおり、元部下Aが新設した課に移籍したが、周囲の目線からは守ってもらえずつらかった思い出をのべました。 allnightsailor.hatenablog.com お互いに認め合う しかし、メンバーの規律の高さは、元…

出会いは必然~1.その前夜の物語。

ライフワークの「航海」をほっといて、新章開始。 そういうやつです私。 テツガク的に書きとめたい一言が出てきたので、そのプロローグから書き起こします。 前夜編 私の跡を継いだ2人 私が今の病院に、前の職場で一緒だったA氏を招いて部署の再興を図ったの…

航海~7.父を殺そうとした私

allnightsailor.hatenablog.com より。 今回は、書きながらとても苦しみました。 ~~~~~~~~~~~~ 苦しみの極致、人は「楽になりたい」と願うものだと思います。 「快楽」を感じることがあるのも、苦しみから逃避する装置であると、誰かが言いまし…

航海~6.介護と看取りの選択がフラッシュバックする

allnightsailor.hatenablog.com 続きです。 父の緩和ケアと介護と死を通じて経験し、ぶつかった問題のフラッシュバックに悩まされた日々を書きます。 父は肺がんとその転移により、確定診断からわずか2か月で死去しました。 高校を卒業して県外へ出てからは…

医療者のコロナストレスの報告

訪問リハビリの現状 TETSUYAは理学療法士です。 訪問リハビリですので、病院(内勤)ほど「病気が自分の持ち場をめがけて押し寄せる」恐怖は実感しなくていいです。それに、医師・看護師よりは、明らかなリスク者を避けられます。 電車は空いていて、通勤は…

航海~5.看取りから大学院へ

allnightsailor.hatenablog.com より。 父危篤。その一報に押されて夕暮れから走り始めた高速道路は、もう暗くなっていました。 妹から「息をしていない!」とLINE。 私は胸張り裂ける思いで、病院の駐車場に滑り込みました。 病室の扉を開けると妹が「…

航海~3.父の在宅生活の終わり

コロナでも休めない(収入があるのはありがたい)医療者のTETSUYAです。 断続的に「航海」シリーズを書き継いでいきます。 大学院入学を前にして、父ががんと診断されたところまででしたね。 allnightsailor.hatenablog.com ~~~~~~~~~~~ 私は母に…