歯とリハビリ 1.顎が外れた!
TETSUYAです。
歯と歯の治療について、経験豊富なので(そうはなりたくなかったけど)、遍歴と知見を述べていきたいと思います。
0.健康教室講師
病院やクリニックが「健康教室」を開くのは経営的にも大事なことです!
地域住民に招待状を送ったり、案内チラシを掲示したりして集客するのですが、結構大変です。それでもやるのは、相談や受診に来てもらう効果と、地域貢献している実績として、また医師・職員のモチベーションアップにと、さまざまな効果が見込めるからです。
そう、医師のみならず、栄養士や看護師、そして理学療法士もたまに講師として呼ばれるのです。
私も何度か呼ばれたのでした~!
その日のお題は「歯と健康」でした。
まず前半は、訪問歯科もやっている美人歯科医師が、可愛く軽やかにわかりやすくお話をされました。
後半で、私の担当したコーナーが「歯とリハビリ」です!
ほんと、なんで庶務部長が、歯の講演の内容として「リハビリ」に目をつけたのか。
ありがたいけど。
単に「TETSUYAなら何とかしてくれる…」と思ったのか。
ともあれ、まずはその、講義内容の紹介です。
1.歯とリハビリ・うろ覚え要旨
1)嚙むと嚙まないとで味は変わるから食事量に関わる
2)噛む力と全身の筋力は関連しているので歯はリハビリの成否を左右する
3)歯の残数と認知症発症は関連している
4)将来の生活のために歯を残しましょう、義歯はきっちり合わせましょう
…こんな感じです。
世代的に、世界のホームラン王・「王貞治」福岡ソフトバンクホークスの取締役会長、球団特別アドバイザーは、打つときに歯に90kgに力が掛かっていたといわれる逸話を紹介しましたら、やはり「おお~」という反応がありました。
でもこのお話、どうやって量ったんでしょうね!?
やっぱ「俗説」何だろうと思いますが。でも「王さんの奥歯はボロボロだった」まではただしいかも。
2.歯科ジプシーと顎関節症
結婚するまでほんといろいろな場所に住んだので、引っ越しは9回(9回目は結婚してから現住所に家を建てた)を数えます。
いろんな歯科に通いました。歯科との縁が切れませんでした。
虫歯菌をくれた親を恨み、生活習慣の乱れていた独身時代の自分を呪います。
結婚してからは「ひどい虫歯」がなくなったので、生活習慣って大事だなと思います。
しかし、それらの歯科や歯科技工士は、あんまりよい歯をくれませんでした。
ぼてっとした大きな銀歯をはめられて、それ以来そこが飛び出して噛める歯が限られるのでした。
まあ、歯科衛生士のお姉さんの胸が頭に当たるので喜んで通っていた自分にも、責任はあると思います。
あれは25年ほど前。大事件が起こります。
大きなものを噛もうとして、限界以上に口を開けた拍子に、顎が外れたのです。
マジで。
正式には顎関節脱臼と言います。
顎関節が灼熱痛とともにパキッと音を立てて、下顎が落ちました。
思うに、何年も噛み合わせの崩れた状態で歪んだ口の使い方をしてきたので、ついに限界を迎えたのではないかと思います。
何日もご飯が食べられず、体重も落ちました。
電気治療などされていましたが、こんなのホントに効くのかと疑心暗鬼になり、やめてしまったのです。のちにそれは正当な治療だったと知り、治るのにこんなに年月がかかることになったのを悔やみました。
「外れるのが癖になってしまった」のです。
顎関節症に進んでしまいました。
口を開けるたびカクッと外れるので、口を開けることができなくなり、合唱団活動にも支障をきたしました。
それでも痛みが引き、「外れやすい」以外に症状がなくなれば、のど元過ぎればというか、もう原因に思いをいたすこともなくなったのでした…
続く。