終わりなき戦いの適切なゴール
ある日の夢で、私は語っていました。
夢の中で私は医師でした。
「菌を全て滅することが治療のゴールでしょうか。
終わりのない戦いをするべきでしょうか」
なにやら「変異」を繰り返すウイルスへの戦いを彷彿とさせますが。
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ある日の光景がフラッシュバックします。
私は前の勤務先で地域の方々への「健康教室」で、「脳卒中」についてドクターと講壇に立ち、リハビリテーションの概念を語っていました。
「麻痺や後遺症の解消に全力を費やすことが治療でいいのでしょうか。
リハビリとは、障害や不便を抱えながらも生活に参加していくことです」
念頭にあったのは、外来リハに何年も車いすで送られて通う高齢者だと思います。
上げ膳据え膳で食べさせてもらいながら、リハビリ外来に通い、帰宅すれば「あー疲れた」と寝ている。
それは「医療保険」「介護保険」を使って行う「リハビリテーション」の姿とは違います。
その人の「予定」は埋まっても、「生活」になんら貢献していないからです。
自己満足なら、全額自費でやってもらいたい。
それが「厚生労働省の本音」です。
なお、外来通院リハは厚生労働省により期限が設けられております。原則、介護保険に移行せよということです。
ちなみに通えない方には訪問リハでご相談に応じます♪
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リハビリとは。
「その人らしい生活、あるいは人生の価値を取り戻す」ことです。
手段としては、機能訓練であれ、福祉用具や介助者の手配であれ、外出の計画であれ、そこに少しでも「自己決定」や「小さな達成」を生むこと。
その積み重ねが「自分らしさ」であります。
ゴールはまず、生活の中にあるべきなのです。
(仕事も含めてもよい)
すべてを人任せにするのではなく、もっと生活や趣味嗜好に即した「自己決定」を次々と積んでいくこと。
(叶えられないことも含めて)
それが人生だと思います。
これもまたリハビリ…
あとは―
個々の案件ごとにご相談に応じます(笑)。
料金は多分とりません。その代わり回答期限も定めません。
これを無責任という。