文化を殺すな~アフターコロナ
文化を支える人々が危ない
こちら、「演劇緊急支援プロジェクト」が先月31日から今月7日にかけてインターネットを通じて行った調査です。
俳優や音楽家など文化芸術活動に携わる5378人から回答が寄せられました。
自粛前と比べた収入について回答した人の5%余りにあたる286人が「無収入」。
先々の新しい仕事の依頼があるかという質問には、1656人が「まったくない」と答え、回答した人の3割以上を占めました。
また、「コロナ禍で死にたいと思ったことはあるか」という質問に対しては3割を超える1725人が「ある」と回答し、厳しい現状が浮き彫りとなりました。
プロの現場が細れば、ふもとまでの道も細り、子供たちからはアート・エンターテインメントの実践はおろかハートも失われていくでしょう。
幾ばくかのリスクと、人間の心。
どちらが大事なのか。
アフターコロナへの覚悟
「アフターコロナ」という時代を、世間はどのようにとらえているのでしょうか。
無邪気に、「コロナウイルスがいなくなったとき」と信じてるのでしょうか。
まさか。
コロナを制圧することはできません。
インフルエンザも制圧できてないでしょう。
ウイルスですから、いくらでも生まれてきます。
グローバル社会では必ず人間社会に新株が顔を出します。
今も変異株が次々見つかっています。
コロナが制圧されるとは、人間が死に絶えた時を指します。
生き残ったほうが、「制圧した」ということ。
どちらが生き残るかは歴史が物語るでしょう。
しかし、歴史を「歴史」として認識できるのは人間だけ。
人間がいなければ、歴史もない。
人間の未来のため、人間として生き残るため、人間様は、恐怖感を冷静なブレインと熱いハートに置き換えてほしいです
マスクのリスクはご存じでしょう。
換気量の低下は呼吸困難感を引き起こし、感覚野の感受性を低下させます。
https://www.toyo.ac.jp/uploaded/attachment/8377.pdf
http://file:///C:/Users/vys03_000/OneDrive/Documents/iryou/AN00044160-61.pdf
また、表情が見えないことで、発達への悪影響が指摘されています。
つまり、次代の子供たちは、私たちの気持ちがわからないということです。
思いやりが、理解できないということです。
マスクが子どもの発達に影響? 顔・表情が見えないことへの懸念|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本
「コロナで死ぬ」人を許容し、「コロナ対策(過剰な)」で死ぬ人を減らすこと。
それがアフターコロナの時代。
次世代への悪影響を最小限に抑えることが何より大事ではないでしょうか。
ウイルスが隣にひそむリスクを受け入れること。
そうすれば、医療崩壊は防げます。
最低限の防御の仕方は知られているのです。
せいぜい手洗い・換気をせっせとすること。
そこにはロックダウンや営業時間短縮は必要ない。
日本復興のために
「コロナが制圧されるまで歌舞音曲活動を待て」という掛け声は実体がないのです。
仮に、待ったとして、どうなるのでしょう。
そこに立ち上がる国は、さぞぎすぎすした、住みにくい国でしょう。
心なき文明は、思いやりや共感力の価値は低く、モノや金だけを求め、法の精神は失われ、ルールの抜け穴ばかりが競われることでしょう。
(現在の日本と大差ないですか? おかしいですね)
文化が死んだ国には、心の復興はありません。
次世代がみな心の価値を重んじないならば、もちろん上の世代もタダで済まないでしょう。
もはや国として成り立たないでしょう。
日本人よ。
文化・芸術を心の片隅に。
苦しい時こそ、「それら」を精神の柱に。
可能であれば、できるだけ支援を。