TETSUYAの航海

テツガク好きな医療人です。時々イラスト練習中。

コロナ新法。他の施設に先駆ける効用は大!

先日、上司に提出した、コロナ新法。

しかし、感染委員と経営者が話し合っている現状であることを理由に、提出は見送る、と申し渡された。

握りつぶされる可能性は高い。

上司は、”金儲け”も含めて、現場より上の機嫌を見るからだ。

 

採用されれば、他の病院を出し抜いて、人集めのよい宣伝材料になったものを。

死蔵されるのは悔しい。

提出したものを、一部改変して公開する。

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「件名:新型コロナウイルスに対する指定感染症特別休暇制度(コロナ特別休暇)の提案

 背景:①本症に対しては予防薬(ワクチンなど)も治療薬も存在せず、感染力が極めて強いため、どんなに注意深い職員でも感染の危険がある。

 ②既に府下各地で広い年齢層に感染が出ている。

 ③医療職はもともとリスクは高く、職員の不安は基本的に高い。

 ④現在の人事規定では病欠、または有給休暇消化による14日間の出勤停止しか選択肢がない。欠勤は給与の減少と賞与の減少と2重に懲罰的な内容を含むため、職員の士気が下がる。

 提案:本症に対する出勤停止のうち、公休・予定の有休でカバーしている期間を除く期間を「指定感染症特別待機」とする特別休暇を創設する。ただし、実施期間は、インフルエンザに準ずる治療薬や予防薬の普及、および待期期間が短縮された公的マニュアルができるまでの時限立法とする。

 メリット:上記の疾患の特徴を踏まえ、救済的に処遇することで、現場への職務精励・忠誠心低下防止という心理的効果を期待できる。

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背景④をターゲットに、「職員の求心力低下を防止する」ことが大きな目的である。ゆえに他の説明を意識的に省いた。

金額にとても換算できない効果を持つと考える。

とっくに類似の制度を持っているという方には、とても恥ずかしいのであるが、当院の現状はこんなものである。

まったく付き合いきれない。